パンクロック、メロコアの先駆けとも言える、
今やインディーズ界の大御所、
ハイスタンダードが、突如新曲をリリースしました。
どのくらい突如かというと、
10年間連絡をとっていなかった元カノから、
いきなりデートのお誘いがくるくらいです。
ハイスタンダード(通称:ハイスタ)は、
2000年にリリースした「Love Is A Battlefield」以来、
実に16年ぶりにCDをリリースしました。
しかし、事前の告知、販促は一切ないという、
なんとも彼ららしい斬新なスタイル。
つまり、ふらっとCDショップ寄ってみたら
「ふーん、ハイスタの新曲かー」
「え?
はっ!?
ちょっ!?
え゛!!??」
みたいな感じ。
さらにさらに、驚くべきはデイリーオリコンチャート1位!
まさに神業ですね。
今回の彼らの斬新なセールスは大成功となった訳ですが、
私が思うに、要因は3つあります。
今回はハイスタの新曲がゲリラ発売にもかかわらず、
なぜオリコンで初首位とれたのかについて記事にしていきます。
ハイスタ新曲が初首位の3つの理由
①情報社会だからこそできた
SNSやブログ、TV・ラジオなどのメディア、
もう嫌というほどに、情報伝達環境が整っており、
知りたいこと、知りたくないこと、
全てあっというまに耳にはいってくる社会です。
わざわざ宣伝広告費をかけなくても、
勝手に情報が広まっていくんですよね。
うーん。文明の進化ですな。
②一般のお客さんが一生懸命宣伝してくれる(無料で)
①の続きになりますが、
こんな時代だからこそ、あえて、TVや雑誌などで告知せずとも、
わざわざ広告宣伝費をかけて大掛かりなプロモーションをかけなくても、
情報を目にした、耳にした一般のお客さんが、あらゆる情報媒体を使って、
勝手に宣伝してくれるんです。
ハイスタが16年ぶりに新曲だしてるやん!!
すげー!!
すげー!! https://t.co/g61SpfIqKf— sng tmt (@bic1031) 2016年10月5日
ハイスタがいきなり告知なしで新曲発売!オリコン1位に!
さすが憎い事やるなー😁
いつまでも金ピカなハイスタ✨#ハイスタ pic.twitter.com/mEeFJQzZiM— TOUKO (@bluerose117) 2016年10月6日
ハイスタが新曲とかそんなわけないやろwwwwwwとか思ったらガチやんけうわあ
— らっく (@luk_rakku) 2016年10月6日
ハイスタ新曲やばいわ!!!
ぶち上がる!!— 野村 凱 (@Gai_mfs92) 2016年10月6日
そう、望まなかったとしても、勝手に宣伝してくれるんですw
宣伝広告費無料でオリコン首位をとったアーティスト
としてギネスに申請できそうですねw
③ハイスタというブランド力!
まあ、なんだかんだ言っても最後はこれに尽きます。
「ハイスタだからできた。」
今更ですが、先ほど挙げた2つの理由には前提条件があります。
「ブランド力があること・話題性があること」
いくら勝手に一般のお客さんが宣伝してくれるといっても、
無名のミュージシャンが同じようにCDをリリースしても、
下手したら1枚も売れないかもしれません・・・。
いや、そもそもCD発売したことすら誰にも気づかれないまま終わってしまうかもしれません。
ハイスタのプロモーションなし1種売りの新曲、13万枚売ってるんだね。これ握手券がーとか複数売がーとかどうこうじゃなくて、売れるもんは売れるってことなんだろうなって。売れないものは、売れないんだよ。
— しのにむ (@36skmr) 2016年10月10日
「ハイスタだからできた。」とはそういうことですw
歴史は繰り返す。つまりは原点回帰。
情報化社会なんて言われ出してから何年経っただろうか。
今はもう情報化社会ではなく、完全に情報社会。
感覚が麻痺してませんか?
ハイスタの無告知なかんじいまでこそすげえーって思うけど冷静に考えてみたら、10数年前はそれが普通だったんじゃないかなっておもう。お目当のCDをかいにいったら、あれ!このバンド新曲出したんだ!買おーっと!ってゆーふうにね。
— shota@CoB (@shota_CoB) 2016年10月7日
うん、確かに。
「斬新なスタイルだ!」なんて言っておいてなんですが、
ハイスタは16年前の当時のまま、何も変わらず、
いつもどおり発売しただけなのかもしれませんね。
それが今の時代では、物珍しかっただけ。
流行は、流行り廃れても、またいつか回帰します。
洋服もそうですよね。何年も前に流行ったものが流行ったり。
あと、子供の頃に遊んでいたスーパーファミコンを
大掃除で見つけて以来、またどハマリするとかw
それにしても、この販売スタイルはもう使えないですね。
今回の一件で、ハイスタの専売特許になってしまった感があります。
そして同時に今の時代でもしっかりCDをセールスすることはできると、
またハイスタンダードはそれだけの実力を持ったバンドだと、
世に改めて証明されたことが嬉しいですね。
まさに「Hi-Standard = 高水準」のバンドだということです^^