音響という仕事をご存知ですか?
音響とは一言でいうと、音を調整しお客さんに一番ベストな音を届けるお仕事です。
音楽に関わる仕事がしたい、とはいうものの自分がミュージシャンとして第一線で活躍している姿はイメージできない。
そんな方にはピッタリのお仕事ではないでしょうか。
影の立役者ともいえるお仕事です。
音響と一口にいっても、ライブやコンサートから結婚式、宴会まで幅広いので、
ここではライブやコンサートスタッフとしての音響について取り上げていきます。
私も今でこそ世間でいう「ごく普通のサラリーマン」として一般企業に勤めていますが、
高校3年のころには、本気で音響を志していました。
その現場の音の総監督
とも言える、そういう意味では主役でもあるのです。
今回はそんな音響という仕事について記事にまとめていきます。
音響(PA)とは?
一般的に音響さんのことを「PAさん」と言ったりします。
何かの頭文字なのだろうと容易に予想できると思いますが、そのとおりですw
PAとはPublic Addressの頭文字をとったものになります。
wikipediaに説明がありました。
Public Address(パブリック・アドレス)とは、一般に英語で放送設備を意味する。略してPA(ピーエー)とも呼ばれ、電気的な音響拡声装置の総称である。しばしば、これらのオペレータに対してPAと呼ばれることもある。
ライブやコンサートに行ったことのある方は、分かるかもしれませんが、開演前にステージ上で
マイクに向かって「チェック・・・マイクチェック・・・ウァン、ツゥー・・・ウァン、ツゥー」
とかってブツブツ言ってる人が音響さん、もしくはそのアシスタントです。
音響は力仕事?
「音楽好きで、自分では音作りのセンスもあると思う。」
「音響さんが仕事してるの見たことあるけど、ミキサーのつまみを適当に触ってるだけで、なんとなく楽そう・・・。」
という安易な考えで音響を目指すと大変な目に遭いますw
実は音響はみなさんが思っている以上に肉体労働なのです。
機材の搬入、搬出。
設営や撤去。
機材のメンテナンス。
基本的には全て自分でしなければなりません。
機材は軽いものから重いものまで様々で、何十キロの機材をいくつも運ばなければいけない現場もあるでしょう。
搬入、搬出だけにフォーカスすると、引越し屋さんに似ているかもしれませんね。
やりがいは?
音響のやりがいはどこにあるのでしょうか?
やはり、自分がベストな音響を提供でき、その場を盛り上げられたとき、
感謝されたとき、ではないでしょうか。
一つのステージを作り上げるには、照明さんや舞台芸術さんなど、他の部門の方とのチームプレーも重要です。
みんなで一つのものをつくりあげることにやりがいを感じれるのであれば、音響はおすすめのお仕事ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私自身、結局音響の経験はないので、憶測で話している部分もありますが、
コンサートスタッフのアルバイトとして、現場は何度も見てきているので、
おおきく内容が違っているということはないと思います。
体力勝負の面もありますが、無事にステージを作り上げたとき、大きな達成感を得られることは間違いないでしょう。
専門学校のオープンスクールなどでも、職場体験もあったりします。
興味のある方は是非一度現場を見てはどうでしょうか?